ピジョン奨学財団 奨学生インタビュー
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幅広い視点を持ち、ささいな徴候や悩みを拾い上げられる医師になりたい

ヒラノさんポートレート 平野翔大さん 慶應義塾大学 6年

−−医師を志した理由は?

目の前の人と向き合える仕事、とくに子どもが好きだったので子どもと向き合う仕事がしたいと考えていました。子どもと向き合える仕事となると、医学か教育か、どちらの道が良いだろうか?と考えたときに、医学のほうが広い範囲で子どもと接することができると思い、医学の道を志しました。 思いを語るヒラノさん

−−将来、進みたい方向は?

5年から実習が始まり、いろいろな科を回るなかで、子どもが生まれるところに関わりたいとの思いが強くなり、産婦人科・小児科を希望しています。初めて帝王切開の出産を見学させていただいたとき、生まれてきた赤ちゃんの心肺蘇生が必要な状態で、生まれてくることはとても大変なことなのだとビックリしました。妊娠・出産に関わる症状は幅広く、学び甲斐のある分野だと感じています。

−−どんな医師になりたいですか?

幅広い視点を持ち、ささいな徴候や悩みや病態を拾える医師になりたいです。そのため、研修医の2年間は社会背景や生活予後まで含めた診療・治療計画を立てられるように、地域の総合病院で総合診療と地域医療を学ぶつもりです。産婦人科医になる前に、徹底してジェネラルな分野を学ぼうと考えています。 幅広い視点の医師を目指すヒラノさん

−−ピジョン奨学財団の奨学生として

奨学金に助けられたことはもちろんですが、将来自分が目指している産婦人科や小児科の先生方、同じ志を持つ奨学生仲間と交流できることがとにかく楽しいです!交流会で、ブータンでの診療経験のある先生の話を聞き、日本の医療レベルの高さと世界に貢献する視点を学ぶことができました。いろいろな話を聞いて視野が広がるとともに、自分が目指す将来の医師像も見えてきます。 (インタビュー日:2017年12月17日)